iBook、PowerBook、MacBook Proはキーボードの下にあるロジックボードまでの間に、もし水をこぼしても、ロジックボードには直接かからないような設計になっています。 iBookはシールドで保護されています。パワーブックはキーボード自体が水を通しにくいような仕様になっています。 MacBookは写真でも確認いただけますように白く見えるところはすべて空洞で、ロジックボードまでの通り道になります。 キーボードにもし水がかかった場合は、ロジックボードに直接水がかかります。
また、この隙間から埃が進入します。
ロジックボード上にセットしてあるチップの半田付けの部分に埃がたまり、もし水をこぼしたら、埃が水を吸収し電源を投入した状態でそのままにしておくと、チップをショートさせます。
液体をコンピュータにかけられて動作しなくなったコンピュータはロジックボードを外して焦げ後がないか探します。 焦げ後があった場合は電源ボードなどは交換できますが、ロジックボードの場合の修理は大変高くつきます。
液体をこぼされたら電源コードを抜き、バッテリーを外してください。 清掃したら動作するコンピュータでも、動作確認をすることでチップ、回路をショートさせコンピュータが動作しなくなることが多いようです。 また、こぼした瞬間は動作していても、液体がロジックボードに達していないだけで、こぼした液体がある程度の時間を経過しロジックボードに届きます。 液体をこぼした後で動作していたコンピュータが動作しなくなるのは、こぼした液体がロジックボード、電源ボードに達してトラブルを引き起こしたと考えられます。
きれいに埃等を除去しましたが、このロジックボードは起動することが出来ません。 修理をします。
ロジックボード修理費 30,000円~60,000円 ロジックボード脱着費 12,000円